コリアン・ディアスポラ: 民族離散の歴史と超国家的な韓民族
朝鮮末期から始まった民族離散の過程を、冷戦、そしてグローバル時代に至る歴史的展開の中で考察する。
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igkslms
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講義概要
朝鮮末期から始まった民族離散の過程を、冷戦、そしてグローバル時代に至る歴史的展開の中で考察する。
米国、南米、旧ソ連などの地域を舞台に起きた難民、独立運動家、養子縁組者など、多様な離散主体の活動を照らし出すことで、コリアン・ディアスポラを立体的に再構成することを目的とする。
学習目標
∙ 韓半島(朝鮮半島)を背景に展開された多様なディアスポラ集団と、その離散の過程を歴史的に考察する。
∙ 韓半島の解放と分断、冷戦時代がコリアン・ディアスポラに及ぼした影響、ならびに国家形成・発展の様相を把握する。
∙ グローバル時代における超国家的移住現象がコリアン・ディアスポラのアイデンティティに及ぼす影響を検討し、世界市民としてのアイデンティティを考察する。
1. 民族離散の歴史と超国家的な韓民族
2. 在米コリアン
3. 在中コリアンの歴史
4. 旧ソ連地域のコリアンの移住
5. 在日コリアン
6. 冷戦期のコリアン移民と再移住
7. もう一つの移住:国際養子縁組、脱北、そして脱南
8. 超国家的な韓民族と世界市民
鄭炳浩
漢陽大学, 文化人類学科, 名誉教授
李珠姬
漢陽大学, グローバル多文化研究研, 研究員
林聖淑
翰林大学, 日本学研究所, HK研究教授